lost baggageから2008年宇宙の旅

昨日の夜、風呂に入っている間に母から携帯の着信が立て続けにあって、何事かと思って電話したら、スペイン旅行から帰国して成田についたら荷物がなかったとのこと。直行便がなくブリュッセルだかどこかで乗り換えたが、荷物だけ間違ってパリ辺りに行っているらしい。

見つかっただけよかったと思うが、定年退職してから毎年1〜2回は海外旅行しているのに初めての経験だったらしく、憤慨していた。海外旅行ではよくあることだと説明したが、基本的には飛行機で手荷物を預けることはしないので、俺はlost baggageは経験ない。

また、スペインではレストランがいいかげんで、店が20時まで開かなくて食事が遅くなったとかも怒っていた。海外に行けば、文化の違いがあって当然だし、誰もが気軽に海外に行けるようになって、そういう不確実性を予測しない旅行者が増えたのだろうか?まあ、禁止されているような地域に行って人質に取られるような旅行者は論外だが。

今まで自費で海外に行ったのは2回しかない。飛行機が嫌いなので、何で高い金を払って、あんな狭い空間に何時間も座らされてつらい思いをしてまで、時差ぼけを味わいたいのか理解に苦しむ。仕事で海外に行くのは仕事だから我慢するが。

最近は国内旅行もあまり行く気がしない。
バブルの頃は、冬は毎週のようにスキー、春〜秋はテニス、ドライブ、ハイキングなどに行っていた自分が信じられない。何であんなに生き急いでいたのだろうか?

そういえば、NHKの番組で中田有紀が旅行が趣味であと何県か行けば、全県制覇みたいなことを言っていた。三枝の国盗りゲームかよ。
海外だったら、全部の国はいけないから、アメリカ大陸とヨーロッパ大陸とアジア大陸とアフリカ大陸など主要大陸を制覇すれば十分だろう。俺はあとアフリカだけ(w

人が旅行したくなるのは、初めての土地に立つことによる征服感なんだろうか?狩猟民族の本能がそうさせるのだろうか?俺は農耕民族の要素が強いのか、そういう欲求はあまりない。

マクロで見たら、所詮地球表面上の移動にすぎないし、地球の全周の範囲内の移動をしても、宇宙空間の広さに比べればほとんど動いてないのと等しい。逆に考えると、地球のある地点に留まっていても、地球は宇宙空間の座標上を常に移動しているから、地球という宇宙船に乗って宇宙旅行をしているとも言える。そう考えると、引きこもって家にいるのも楽しいものだ。