「幸せ最高ありがとうマジで!」@パルコ劇場

2時間休憩なし。有名人が出演するせいか、先行でも休日は取れなくて、平日を選択せざるをえない状況。
「腑抜けども〜」も映画化もされたし、飛ぶ鳥を落とす勢いだが、パルコ劇場に進出はちょっと早いような気がする。チケット代も高いし、周りの期待が高いだけに、プレッシャーとなったのか、今回は残念な内容だった。

自分のコンプレックスをさらけだすパターンはもうネタがなくなったのか、付け焼刃のメンヘルを持ってきたのが失敗かも。言わんとしたい事はわからないでもないが、表現方法が空回り。永作博美はナイロンの「下北ビートニクス」で演技を観たことあるが、当時はまだ若かったせいか、あまり演技はうまいとは思わなかった。今回はかなり難しい役だが、キャラクターが元々作り物っぽいので、ちょっと無理してた感もある。もう少し違う役で観たかった。

吉本菜穂子はいつもながらよい、というか彼女を見るために来たようなもん。梶原善広岡由里子も役柄がちょっとステレオタイプというか本来の役者の魅力が活かされてないのが残念。しばらくこういうプロデュース公演はやめて、劇団、本谷有希子に戻って、もう少し小さいハコでやって欲しい。