液晶テレビ

引っ越してからリビングが広くなり、テレビ画面が妙に小さく感じられるようになった。ソファからノートPCを操作しながら、RD-S600の編集画面を見ると数字がよく見えなくて、いちいち眼鏡を変えない(PC画面をずっと見ていると目が痛くなるので、わざと度が低い眼鏡をかけている)といけないので面倒くさい。ダイニングテーブルからだと遠くて字幕が見えないし。

買ってから5年も経ってないが、今のテレビは液晶がだめになっているのか黒い線が見えるので、買い替えることにした。というか、まずは音周りを補強しようと簡易ホームシアターの下見に行ったら、年末商戦で薄型テレビの相場が恐ろしく安くなっていて、有機ELとかのつなぎで買ってもいいぐらいの値頃感で、方針転換。

しかし、ここ数年のPCやら薄型テレビの価格低下には驚くなあ。これじゃいくら原価を下げても、なかなか利益にならないだろうと、同じようなメーカーにいる立場として、同情を禁じ得ない。こういうグローバル化の恩恵を受けている部分もあるのに、グローバル化により生じた賃金格差の問題だけを取り上げて、くだらない足の引っ張り合いをしているのは閉口する。特に、証券優遇税制の廃止議論とか。

バブル経済がよいとも思えんが、禿鷹ファンドに買収されないように株価を上げて企業体力をつけていき、景気回復させて、国民の資産を増やすのが目的のはずなのに、景気回復の恩恵を国民が受ける前にやめてしまったら、株価がさらに下がって、逆行するだけだと思うのだが。

日本株投信は軒並み暴落して放置状態。もう買う気も起こらんが、かといって日本の金利は低すぎて銀行に預けるのもばからしいし、投資先が見つからない。世界的な金余り現象で、今は原油や金などの商品に向かっているが、それも長くは続かないだろう。あまりリスクは取りたくないので、FXや新興国株投信にこれ以上つぎこむのもあれだし、どうしたもんかなあと思っていた。

とりあえず、消費に使って景気回復に少しでも貢献するしかないのかな。

ということで、液晶テレビの購入を決意したのだが、実家と同じ42Vは譲れないとして、迷ったのはREGZAAQUOSの機種選択。

REGZAは人気がないのか、どこでも安売りしていて、USB接続で市販のHDを接続すれば、ハイビジョンの録画が可能。CATVのSD放送を主に見ていて、それほど画質にこだわらないし、HDレコーダはVARDIAを使っているから、なくてもよいが面白い機能。しかし、東芝HD-DVD路線でブルーレイに押されている現状を見ると、東芝で揃えるのはちと不安。USB接続機能はなんとなく、HD-DVDがだめだから、ブルーレイを意地でも使って欲しくないとか、そういう意識もあるのだろうか?

ただ、他社では標準となりつつある倍速HDが、Z3500しか付いてなく、まだ出て間もないこともあり、不具合とかあるかもという不安もある。倍速のないC3500とか実買15万を割っており、余計な機能のないシンプル差に惹かれたが、今から買うのに液晶テレビの弱点である残像感を減らす機能をあえてはずすのはどうかと思い、候補から外した。店頭で見た限りでは、違いはあまり感じられないが、EXEの店頭での2画面比較で、文字を右から横へスライドする映像は、確かに違いがわかる。

Z3500は自然な色で意外に画質がよいという評判だったが、他社と比較すると少し暗い感じがして、AQUOSの方がくっきり見えるような気もする。店頭の光加減かもしれないが。

Z3500はIPSを使っていて、AQUOSのVAとの違いを店員に聞いてみると、アニメとかを見るならIPS、映画やスポーツならVAがよいらしい。Z3500はPC画面の表示も普通にできるらしいが、正直言ってPC画面を42Vで見る意味がわからない。年末年始のセールで、ヨドバシではLC-42GX3Wが20%ポイント還元をしていて、Z3500よりポイント分を入れると若干安くなったし、納期が2月までかかると言っていたが、ちょうど入荷されたばかりで、すぐ配送できると言うので、AQUOSにしてしまった。あと、消費電力が圧倒的にAQUOSの方が低くて、エコ的満足感を得られるのもポイントが高かった。

ポイント込みだと価格comの最安値を割って、20万を切るし、5年延長保証を入れても、20万弱でお買い得だったと思う。

ポイントを使って、簡易ホームシアター用スピーカーを買おうと思ったが、何がよいかあまり調べてなかったので、また次の機会とする。