少年王者舘「シフォン」@下北沢ザ・スズナリ

1時間半休憩なし。もう演劇を観る熱意も何もないが、毎年夏になるとやる少年王者舘の公演だけは観る。蝉の鳴き声を聴くように、夏の終わりを感じる。季節を感じる芝居。

ブラックホールや宇宙のはじまりを感じさせるテーマなど、いつもように哲学的だが、内容はない。どちらかというと、ループや逆回転などのメタ演劇性を楽しむ。今回は言葉遊びは少なめだった。夕沈は本当に何歳かわからないが、顔や手の皺が多いので、年下なのか微妙なラインだと思う。他の役者もかなり老けてきている。中村榮美子を久しぶりに観る。王者舘の女優の中では長身で異端だが、彼女もそれなり歳を感じる。

帰りにヒラモンに行こうとしたら、なくなっていてショック。スパイス屋みたいなのに変わっていて、カレーのメニューがあったから、名前が変わっただけかもしれない。なんとなく味が変わっていたら嫌だから、避けてしまう。