パルコプロデュース「90ミニッツ」@パルコ劇場

90分休憩なし。タイトル通り90分で終わったのは助かる。
笑の大学」から15年。西村雅彦と近藤芳正の二人芝居。三谷幸喜50周年の今年ラストの芝居ということで、期待したが、割と普通だった。「笑の大学」は今まで観た芝居の中でもベスト3に入る傑作だったので、比較したら落ちるのは当たり前だが。今年観た「国民の映画」に比べても、華やかさに欠けるし地味な印象は否めず。
役者は二人とも歳を取ったなあというのと、三谷は映画に気を取られて、脚本を練る時間がなかったのではないかと思ってしまう。暗転なしの1シチュエーションでずっと続けるのには、展開に意外性がなく、間を持たせるのがせいいっぱいという印象。