ちょっと前に読んだ本

公私忙しくて、余裕がない状態が続いている。もうすっかり忘れてしまっているが、とりあえず記録。

爬虫類館の殺人 (創元推理文庫 119-2)

爬虫類館の殺人 (創元推理文庫 119-2)

ヘンリ・メリヴェル卿のシリーズ。原題は"HE WOUDLN'T KILL PATIENCE"。
冒頭の滑稽などたばた活劇は最初だけで、二人の奇術師のロマンスも中途半端に感じた。トリックはどこかでネタバレを見たことがあったかもしれないが、気づかなかった。しかし、これを機に(?)にドアに目張りテープを貼って密室を強固にする手法が後進のミステリー作家が書く作品に増えてしまったのは残念。

軽井沢マジック (講談社文庫)

軽井沢マジック (講談社文庫)

水乃サトルが最初に登場した作品。今回の講談社文庫版で初めて読む。美形で中身がオタクというキャラは最初から確立されているが、後輩の女性キャラの性格が途中で変わっていったのが気になった。

宗教団体や鉄道トリックなど、題材はありがちだが、軽いノリで読めるのはよい。